今回は、土地選びの際に、現地で地図データとスマホのGPS機能を活用した事例をお伝えします。
当社で作成している「CS立体図」「陰影起伏図」「水の流路方向図」などの地図データはGISシステムで作成しています。
GISで作成した地図は位置座標(緯度経度、測量上のXY)を持っています。また、スマートフォンにはGPS機能がありgoogleマップなどで行き先を探したり、現在位置を表示したりすることができますよね。
ですので、地図データをスマートフォンに入れて現地で見ると、GPS機能により現在位置がわかるので地図と現地が融合します。
とても相性がいいです。
今回は、お客様のご協力により購入された物件で照合させていただきましたので、活用事例としてご紹介します。
地図データは無料のアプリ(Qfield)で比較的簡単にスマホへデータを移すことができ、簡単な切り替え操作で現地で様々な地図データを組合せて表示することができます。地図データ(GeoTIFFやMBTiles等)は50MB程度に切り出して携帯に保存するので、現地で地図データを取り込む必要はありません。
今回は高低差のある土地で水の流れが気になったので、「水の流路方向図」を現地で照合しました。


スマホGPSを現地で見てみた
携帯画面の青い四角が今回の物件の位置です。
当社で作成した、「水の流路方向図」で水色の矢印を見ると、物件の上部から水が流れて来て、左方向に進んでいくという解析結果になっていました。
購入物件の上部隣地は「CS立体図」「陰影起伏図」を見ると高台になっている土地ということが事前にわかりましたので、そこから流れてくるという想像はしていましたが、なぜその位置から水が流れてくるのかというところまではわかりませんでした。
そこで、これを明らかにするために現地で照合を行いました。
現地ではスマホの位置情報をゆっくり移動させながら水色の矢印上まで移動しました。そしてあたりを照合すると、隣地高台の敷地内に小さな側溝がありました。植栽に覆われていて見落としがちな水路でした。
その側溝から下に水が流れて来て、次は敷地境界沿いに横に浅い水路があり、画面の左方向に水が流れて行くということがわかりました。この側溝は蓋のない物でしたので、DEMデータがしっかりと地表面の状況を捉えていて、なぜ水の流れがこのようななるのかが解明できました。(住宅のイメージ図参照)
照合した結果
この状態ですが、現地で感じるところは、最近の集中豪雨を考えると、もし左側に流れて行く水路がしっかりと排水していかない場合(例えば先の水路が水で塞がっている場合など)は、こちらの購入した物件に浸水してくる恐れがあるという危機感です。現状では、簡単にあふれてこちらに浸水してくると感じます。かなり浅くて細い水路で個人が管理していと想像できるものです。最近の豪雨の勢いはすごいですよね。
したがって、敷地境界の水路に対して、必要な高さの擁壁などを作り水が侵入してこない対策が必要です。
お客様には、外構工事で水路の断面を補完するような、ある程度の高さの塀などで対策していただく提案をしました。
その他の水の流入→→→についてもスマホのGPSで位置を合わせて検証を行うことができました。わずかなくぼみがありましたが、周囲にはブロックで仕切られるとのことでしたので、それで対応できると感じました。
事前に解析地図を作成し、問題点を現地で確認、建築の方で対策するということで将来の災害防止に役立ったのではないかと感じたところです。
その他の活用事例
今回の物件は、水の流れが気になっていましたので特に水の流れを照合しました。
このようなことが地図データとGPS位置情報を組み合わせることで、現地で確認できます。
購入予定の周辺も調べてみたいところですね。
お問い合わせ
今回は、お客様のご協力により現地での照合を行うことができました。
「CS立体図」「陰影起伏図」「水の流路方向図」とスマホ用地図データの相性はとてもよく、土地を買う前のリスクの判断に役立つものと感じました。
皆様も是非、当社をご利用いただだき、極力、後悔しない土地選びをしていただきたいと思います。
当社で仲介契約を締結していただいたお客様は、今回ご紹介した地図デーを無料で作成しています。
地図データのみの作成依頼は、有償となりますができる限り対応させていただきます
また、もう少し詳しく説明してほしい方、実物が見たい方につきましては無料相談を実施しておりますので、お気軽にご利用ください
皆様のお問合せ、ご来店をお待ちしております。
